いまどきの小紋柄。
小紋と呼んで良いのか、木綿の生地に連続する小さな柄を配置した服地は、古来よりプリント技術によって実現されてきた。生地の糸が繊細で、シルクスクリーン版が高精度で、インキの粒子が細かくしなやかなほど、細かく美しい柄が得られた。版を扱う職人の腕が競われ、芸術的な版画服地が生まれるもの。その上は手描き、手染めしかない。
ところがコンピュータ技術が発達し、織機も事細かく制御されるようになり、ポリエステル繊維が進化した現代では、版による転写よりも、ジャカード織りを発展させた織り模様、または刺繍の方が優ってしまった。つまり、職人の経験と勘は不要で、高度に安定した品質の素材があれば、良い柄の服地が大量に生産できる。
マックレガーの小紋柄シャツは、まさに織り模様のそれ。着荷を開けたときにはプリントだと思っていたが、袋から出して手に取ると、これはジャカード織りだった。しかし安価かといえばそうでもない。¥20,350税込(Mサイズ)
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